urara-rara’s diary

肋間動脈の損傷からの開胸手術後疼痛。日常生活を送る中いきなり背中に激痛が起き救急車で搬送。外傷以外聞いた事のない肋間動脈の損傷によるショック状態から生還しました。術後の疼痛に悩まされています。そして2019年11月に乳がん宣告

2017年11月3日ーICU

ICUに連れてこられて、先生が瞳孔を見るも全然反応しないので

「このまま植物人間になることも覚悟してください」と先生に言われたらしく、家族は本当に怖かっただろうな・・・・

 

だが運が良かった私は夕方目を開けた。相方や子供達や親妹、姑舅なんかがいてその瞬間娘と息子がわーーーっと泣き出し一瞬何が起きているか何があったかがわからずビックリ。頭は朦朧としているし体中は痛いし、、、、それでも相方に

「出張行けなかったねごめんね」

息子には

「公式戦あるんだから行かないと間に合わないよ」とだけは言えた。

 

とにかく体中が痛い、呼吸器もつけてるしあちこち管だらけ、喉にも切開されて何か管が入ってるし、右手の動脈にも管があり、右手静脈にも1本、左手の静脈にも2本、お腹にはドレーン、膀胱にもカテーテル血栓予防の靴下に、四肢に血圧やら心臓の計器がついていた。

 

痛いー痛いーというと麻薬らしきものを打ってくれる。そうすると少し楽になり、ベッドを上げてもらって熟睡はできないのでウトウトとする。ICUはカーテンで仕切られてもいないので他の患者さんも出たり入ったり、途中あーーこれってせん妄だなぁと思ってるのだが夢だか現実だかわからない事もたくさん出てきてふふふと痛いのに笑ってしまったりしていた。